「ネコノミクス」経済効果2兆円超の試算も
2月22日は「にゃん、にゃん、にゃん」ということで「ネコの日」。
ペットとしてかわいがられるネコだが、いま、空前の「ネコブーム」が起きている。
ネコがもたらす経済効果にも注目が集まっている。
■ここ数年、空前の猫ブームが続いている。
■イオンペット小玉代表取締役社長「わんちゃんの売り上げよりも、(猫関連商品は)20%〜30%ぐらい伸び率高くて、猫ちゃんブームきているなと日々、実感しています」
■大阪にある5階建ての“猫ビル”。ここは全ての階を自由に猫が行き交うことができ、個室で猫と添い寝ができる“お昼寝スペース”もある。実は、ここにいる24匹の猫は、全て保護された猫で、気に入った猫を譲り受けることも可能だという。
■犬と猫の飼育数をみてみると、犬は年々、減少しているが、猫はほぼ横ばい。5年前は、約180万匹開いていたその差が去年はわずか3万匹差にまで猫が迫っている。
■試算によると、2015年の猫ブームによる経済効果は、なんと2兆3000億円以上。“ネコノミクス”とまで呼ばれている(関西大学 宮本名誉教授試算による 2015年)。
■宮本名誉教授はブームの理由のひとつとして「高齢化が非常に大きな原因。犬は毎年予防接種に毎日散歩に連れていかないといけない。猫は毎日散歩に連れていく必要ない」と、高齢化社会では、猫の方が飼いやすいためと分析している。
■東京駅にある猫グッズ専門の期間限定ショップ「フェリシモ」では、ホワイトデーにもプレゼントできる「歌舞伎ニャシュマロ」や猫耳つきのターバン、猫の肉球の香りがするハンドクリームなどの猫グッズが並んでいた。
■フェリシモ・小木さん「猫ブームあいまって、売り上げ伸びていまして、(約2年の店舗出店は)月に5、6件だったのが、今は多い時に、20店舗ほど全国で開催しています」
■また猫が大好きなある一家には、ぬいぐるみや本など猫に関するグッズがたくさんあった。夫婦の結婚記念日は2月22日。猫好きが高じて、5年前のネコの日に結婚したという。
■実際、“ネコノミクス”によって売り上げが伸びたというお店もある。ある美容室では“看板猫”を目当てに、来店する客が相次いだこともあり、売り上げは以前と比べて2倍になったという。
猫ブームはいつまで続くのだろうか。