高性能爆薬を製造疑い 動画投稿の男を書類送検
わずかな振動や熱で爆発する性質があり、2015年11月のパリ同時多発テロや昨年3月のベルギーでのテロでも使われた爆薬「TATP(過酸化アセトン)」を製造したとして、警視庁公安部は28日、爆発物取締罰則違反(製造)容疑で、愛知県一宮市の無職男性(23)を書類送検した。
男性は昨年から動画投稿サイト「ユーチューブ」で、必要な市販薬や調合手順を示し、実際に製造する様子を一時公開していた。
調べに対し容疑を認め「動画を見た誰かがTATPを製造し、爆発させないかと期待した。製造方法はネットで調べた」と供述している。