性別適合手術で有給休暇 最大60日キリン制度化へ
キリンホールディングスは29日、心と体の性が一致しない性同一性障害の社員が性別適合手術やホルモン療法などの治療を受ける際に、最大60日の休暇を有給で取得できるようにすると明らかにした。今夏までに制度化する方針。
キリンには未消化の有給休暇を通算60日まで積み立てられる制度がある。
現在は子どもの病気や親の介護などに用途を限っているが、新たに性同一性障害の治療も加えることにした。
キリン広報は「実際に取得する人がいるかどうかではなく、制度として整えることで多様な人材に活躍してもらいたいという会社の姿勢を示したい」としている。
性的少数者支援に取り組むNPO法人「ReBit(リビット)」によると、性別適合手術は人によって回数やリハビリの有無などが異なり、1〜2カ月の休暇が必要なこともあるという。
リビットの薬師実芳代表理事は「性別変更を機に仕事を辞める人が多い。働きながら性別を変えてもいいという会社からのメッセージになる」と評価した。
キリンには未消化の有給休暇を通算60日まで積み立てられる制度がある。
現在は子どもの病気や親の介護などに用途を限っているが、新たに性同一性障害の治療も加えることにした。
キリン広報は「実際に取得する人がいるかどうかではなく、制度として整えることで多様な人材に活躍してもらいたいという会社の姿勢を示したい」としている。
性的少数者支援に取り組むNPO法人「ReBit(リビット)」によると、性別適合手術は人によって回数やリハビリの有無などが異なり、1〜2カ月の休暇が必要なこともあるという。
リビットの薬師実芳代表理事は「性別変更を機に仕事を辞める人が多い。働きながら性別を変えてもいいという会社からのメッセージになる」と評価した。