無資格で中絶手術22件 医師2人書類送検
東京・武蔵野市の産婦人科病院で資格がないのに中絶手術を行っていたとして、警視庁は医師2人を書類送検した。
業務上堕胎の疑いで書類送検されたのは、武蔵野市の「水口病院」に勤務していた58歳の男性医師と34歳の女性医師。
警視庁によると2人は去年、医師会の指定医でないのに計22件の中絶手術を行った疑いが持たれている。
調べに対し男性医師は容疑を認め、「施設管理者が資格を持っていれば、手術できると思っていた」と話しているという。
水口病院をめぐっては去年7月、この男性医師の手術を受けた23歳の女性が6日後に急死し、遺族が刑事告発しているが、警視庁は手術と死亡の因果関係はなかったと判断している。