旭川市の鉄工所で水蒸気爆発か、16人けが1人重傷
25日午前8時半ごろ、北海道旭川市の「檜山鉄工所」で「炉が爆発した」と119番があった。
旭川市消防本部によると、16人がけがをし、全員が市内の病院に搬送された。
このうち男性従業員1人が全身にやけどを負い、重傷のもよう。
北海道警によると、爆発当時、従業員6、7人が金属を溶かす炉の近くで作業をしていた。
道警は、何らかの原因で溶けた鉄が冷却水に接触し、水蒸気爆発が起きた可能性もあるとみて調べている。
再び爆発が起きる恐れがあるとして、消防は鉄工所内の他の従業員や近隣住民に避難を呼び掛けた。
近くの会社に勤める男性(60)は屋外に避難後「2度『ドーン』と大きな音がした。会社の建物が揺れ、外を見ると、鉄工所から黒い煙が上がっていた」と緊張した様子で話した。
現場はJR旭川駅から北東に約2キロ。JR宗谷線の沿線で、住宅や事業所が混在する地域。
JR北海道によると、宗谷線や石北線で一部列車の運行を見合わせた。