“声優のアイコ”に懲役10年の実刑判決
「声優のアイコ」を名乗る女による連続こん睡強盗事件の裁判で、東京地裁は懲役10年の実刑判決を言い渡した。
神いっき被告は、「声優のアイコ」を名乗り男性に睡眠薬入りの酒を飲ませ現金を奪ったこん睡強盗などの罪に問われている。
これまでの裁判で、神被告は、「ミサキという別の人格が犯行を行ったので犯行時の記憶はない」と述べ、弁護側は、神被告は解離性同一性障害であり、責任能力がないとして、無罪を主張していた。
28日の判決で東京地裁は、「犯行は被告人が平素の人格状態で行ったもので、被告人には完全責任能力が認められる」として、懲役10年の実刑判決を言い渡した。
神被告は、赤いTシャツ姿で法廷に現れ、時折、天井を仰ぎ見るなど、終始落ち着かない様子で判決を聞いていた。