朴被告が初公判で全面否認…職業問われ「無職」
韓国前大統領の朴槿恵パククネ被告(65)が収賄や職権乱用罪などに問われている裁判の初公判が23日午前、ソウル中央地裁で開かれ、朴被告が出廷した。
朴被告の弁護人は、「検察の推論と想像による起訴だ」と述べ、容疑を全面的に否認。朴被告も「弁護人と同じ立場だ」と述べた。
朴被告が3月31日に逮捕された後、公の場に出るのは初めて。
ソウル郊外の拘置所から護送車で到着した朴被告は、トレードマークのアップにした髪形で紺色のスーツ姿。手錠をはめられ、胸には収容者番号の503番と書かれたバッジをつけていた。
公判では、裁判長から職業を問われ、はっきりした口調で「無職」と答えた。
検察側は冒頭陳述で「私益のため法治を毀損きそんした」と厳しく指摘した。