もう誰にも止められないか!最年少藤井四段19連勝
将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)がデビュー19連勝を飾った。
25日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で指された竜王戦6組決勝で、102手で先手の近藤誠也五段(20)を下した。
史上最年少での本戦トーナメント進出を果たすとともに、プロ入り後初となる6組の優勝賞金90万円を獲得した。
夕食に頼んだチャーシューメンでおなかを満たした午後6時40分の夕食休憩終了後、一気に攻め続け、同7時37分に相手を投了に追い込んだ。
「終始攻め続けたのが良かった」。単独7位となる連勝記録に、ホッとした様子だった。
デビュー戦以来の特別対局室。過去数々のトップ棋士が熱戦を演じた舞台に、開始前は少し表情がこわばっていたが、盤に向かえば吹っ飛んだ。
初賞金には「使い道は特にないです。(竜王)挑戦は大きな目標ですが、まずは1局1局頑張りたい」と話した。
20連勝がかかる次回の対局は6月2日、大阪市・関西将棋会館で行われる棋王戦予選で澤田真吾六段(25)と戦う。