中国、日本の北対応を批判「前向きでない」
ロシアで26日、中露外相会談が行われ、中国の王毅外相は北朝鮮問題をめぐる日本の対応について、「問題の解決にあまり前向きではない」と批判した。
会談後の記者会見で王外相は、北朝鮮問題に関してアメリカと韓国の対応に期待感を示す一方で、日本について「問題解決にあまり前向きではない」と批判。
「日本が対話の足をひっぱらないように望む」とクギをさした。
イタリアで行われているG7サミットや日米首脳会談で、安倍首相が北朝鮮への圧力強化の必要性を強調したことをけん制する狙いがあるとみられる。
また、ロシアのラブロフ外相は、軍事的な圧力ではなく、政治的解決を目指すべきだと強調した上で、「日本を含むすべての当事国が、これ以外の解決はありえないことを、認識してほしい」と指摘した。