電子ギフト券詐取急増…被害女性「手口知らず」
プリペイド式の電子ギフト券を購入させてだまし取る特殊詐欺被害が昨年末から愛知県内で急増し、若者にも被害が広がっている。
20万円分をだまし取られた県内の20歳代の公務員女性が取材に応じ、「手口を知っていれば対処できたのに」と振り返った。
「有料動画の閲覧履歴が発生しております。本日ご連絡無き場合、法的手続きに移行致します」。
26日、女性のスマートフォンに、インターネット検索大手「ヤフー」をかたった身に覚えのないメールが届いた。
表示されていた連絡先に電話すると、同社社員を名乗る男から「誤りの請求なら後でプロバイダー協会から19万5000円が戻る。とりあえず20万円の利用料を支払うように」と説明された。
男は、ネット通販大手アマゾンの電子ギフト券をコンビニエンスストアで20万円分購入することで支払うよう指示。
ギフト券1枚の上限は5万円のため、コンビニ4軒で1枚ずつ購入し、裏面に表示された番号を教えるよう求めたという。
この番号があれば通販サイトで買い物ができるため、番号を教えると額面分の金額を相手に渡すことになる。
女性は番号を伝えて電話を切った後、被害に気づいたといい、「電子ギフト券を使ったことがなく、こんな手口があるなんて知らなかった」と唇をかんだ。
県警によると、電子ギフト券を購入させる特殊詐欺被害は今年4月末で昨年同期比4倍超の65件あり、被害額も約3倍の4753万円に上った。
県警は「電子ギフト券になじみがない人が多く、詐欺と気づきにくい。手口を知って警戒してほしい」と呼びかけている。
20万円分をだまし取られた県内の20歳代の公務員女性が取材に応じ、「手口を知っていれば対処できたのに」と振り返った。
「有料動画の閲覧履歴が発生しております。本日ご連絡無き場合、法的手続きに移行致します」。
26日、女性のスマートフォンに、インターネット検索大手「ヤフー」をかたった身に覚えのないメールが届いた。
表示されていた連絡先に電話すると、同社社員を名乗る男から「誤りの請求なら後でプロバイダー協会から19万5000円が戻る。とりあえず20万円の利用料を支払うように」と説明された。
男は、ネット通販大手アマゾンの電子ギフト券をコンビニエンスストアで20万円分購入することで支払うよう指示。
ギフト券1枚の上限は5万円のため、コンビニ4軒で1枚ずつ購入し、裏面に表示された番号を教えるよう求めたという。
この番号があれば通販サイトで買い物ができるため、番号を教えると額面分の金額を相手に渡すことになる。
女性は番号を伝えて電話を切った後、被害に気づいたといい、「電子ギフト券を使ったことがなく、こんな手口があるなんて知らなかった」と唇をかんだ。
県警によると、電子ギフト券を購入させる特殊詐欺被害は今年4月末で昨年同期比4倍超の65件あり、被害額も約3倍の4753万円に上った。
県警は「電子ギフト券になじみがない人が多く、詐欺と気づきにくい。手口を知って警戒してほしい」と呼びかけている。