世界初、畳のスタバ誕生 30日清水寺の近くに
スターバックスコーヒージャパン(東京)は22日、京都市東山区の清水寺近くに、伝統的な日本家屋を活用し畳の座敷を設けた世界初の店舗を30日に開くと発表した。
玄関に自社ロゴが入った限定の紺色ののれんをかけ、国内外の客を迎える。
新店は「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。清水寺から高台寺へと続く石段で、観光客に人気の二年坂に面する。
100年以上前に建てられた2階建ての日本家屋を改装した。畳の座敷は2階に3部屋あり、当時の趣を残しながら、くつろげる雰囲気を演出した。
日本家屋はもともと芸妓や舞妓を呼んで、食事と芸事を楽しむ「貸席」として2005年まで使われていた。
スターバックスは景観や坂の雰囲気を守るため、混雑時の入場制限や店舗前の行列禁止などルールを設ける。
広報担当者は「お客さまにも協力いただき、京都の地域社会に寄り添いたい」と話していた。