安倍首相、憲法改正へ秋に「自民党改憲案」提出言及
安倍晋三首相は24日、神戸市で講演し、国家戦略特区制度を活用した学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り「(理事長が)私の友人だから認めてくれ、という訳の分からない意向がまかり通る余地など全くない。プロセスに一点の曇りもない」と述べた。
同時に、戦略特区に関し「(愛媛県)今治市に限定する必要はない。速やかに全国展開を目指したい。意欲があれば獣医学部新設を認める」と指摘した。
さらに憲法改正については「来るべき臨時国会が終わる前に衆参の憲法審査会に自民党案を提出したい」と語り、秋に想定される臨時国会で自民案を出し議論を進める考えを表明した。
自民党改憲案に関し、年内にまとめる意向を示していた。臨時国会への提出に言及したのは初めて。
講演では将棋の藤井四段についても話し、「何とか記録に届いてほしい。ずっとそわそわしていた。今週最大のニュース」と最多タイの28連勝をたたえた。