紙なし・和式半数…名古屋の公共トイレ洋式化へ
名古屋市は市の観光施設や周辺の公共トイレについて、東京五輪が開催される2020年までに洋式化・多機能化を順次進めていく方針を明らかにした。
26日の市議会6月定例会で、斉藤高央市議(自民)の質問に答えた。
斉藤市議はトイレットペーパーがなかったり、ふたのないゴミ箱が置かれていたりしている公共トイレの現状を指摘し、「おもてなしの象徴として公共施設のトイレの洋式化や温水洗浄便座の設置に取り組むべきだ」と指摘した。
これに対して、河村たかし市長は「ただちにやらないといけないこと。世界一クールなトイレだと言われるようにしていきたい」と応じた。
民間観光施設には表彰制度を検討するとともに、河村市長はスポーツ施設や図書館などの公衆トイレに広げていきたい考えも示した。
市観光文化交流局によると、市の観光施設周辺のトイレの半数程度は和式とみられるといい、今年度、対象となるトイレ数の把握に着手するという。
名古屋城総合事務所や市緑政土木局によると、名古屋城の有料区域内には、7か所(55基)、周辺には11か所(47基)のトイレがある。有料区域内の洋式は33基に上るが、周辺は7基にとどまっているという。
また、周辺では「紙を詰まらせるなどのいたずらが多い」ことなどを理由にトイレットペーパーを原則置いていないという。
26日の市議会6月定例会で、斉藤高央市議(自民)の質問に答えた。
斉藤市議はトイレットペーパーがなかったり、ふたのないゴミ箱が置かれていたりしている公共トイレの現状を指摘し、「おもてなしの象徴として公共施設のトイレの洋式化や温水洗浄便座の設置に取り組むべきだ」と指摘した。
これに対して、河村たかし市長は「ただちにやらないといけないこと。世界一クールなトイレだと言われるようにしていきたい」と応じた。
民間観光施設には表彰制度を検討するとともに、河村市長はスポーツ施設や図書館などの公衆トイレに広げていきたい考えも示した。
市観光文化交流局によると、市の観光施設周辺のトイレの半数程度は和式とみられるといい、今年度、対象となるトイレ数の把握に着手するという。
名古屋城総合事務所や市緑政土木局によると、名古屋城の有料区域内には、7か所(55基)、周辺には11か所(47基)のトイレがある。有料区域内の洋式は33基に上るが、周辺は7基にとどまっているという。
また、周辺では「紙を詰まらせるなどのいたずらが多い」ことなどを理由にトイレットペーパーを原則置いていないという。