「連続殺人ゾウ」を射殺へ インド
インドで11日、15人の犠牲者を出している「殺人ゾウ」を射殺するための追跡作戦に同国随一のハンターが乗り出した。
問題のゾウは3月に東部ビハール州で4人を踏みつけて死亡させた後、隣のジャルカンド州へ移動してさらに11人の命を奪った。
政府は12日の「世界ゾウの日」を前に、射撃の名手であるナワブ・シャファト・アリ・カーン氏にこのゾウの処分を頼んだ。
ジャルカンド州森林・野生生物保護管理当局のL・R・シン氏によれば、ゾウを麻酔を使って捕獲する作戦を1週間行ったが失敗したために、射殺する決定が下されたという。
「すでに多くの命が失われている。過去4日間でも2人死亡している」「休まず働いた当局とわれわれの努力にもかかわらず、射殺を命じるしかなかった」と、シン氏は話した。