児童ポルノの摘発最多 「自画撮り」の被害も増加
今年上半期の児童ポルノ事件の摘発件数は1142件で、昨年同期を123件上回り、過去最多を記録したことが21日、警察庁のまとめで明らかになった。
女児らにスマートフォンで自分の裸を撮影させ、画像を送信させる「自画撮り」の被害も引き続き増加。後を絶たない子どもを狙った性犯罪に注意を呼び掛けている。
警察庁によると、摘発件数の内訳は、子どもの裸を撮影する「製造事件」が724件で、昨年同期より106件多かった。
ほかに小児性愛者らが仲間内で画像を共有するなどの「提供・公然陳列事件」が387件、撮影した子どもの裸の画像を持っている「所持等事件」が31件で、これらはここ数年、横ばいの傾向が続いている。
被害を受けた子どもは594人で、うち中学生が39・2%で最も多く、高校生が36・9%、小学生が17・5%など。
被害の内容は「自画撮り」が44・3%と半数近くを占め、「強姦・強制わいせつ」が14・1%、「児童買春・淫行行為」が13・3%、「盗撮」が11・1%などだった。
インターネット上で不特定多数の相手と知り合うことができるコミュニティーサイトを通じて自画撮り被害に遭う子どもが多く、全体のうち85・9%が面識のない男らに画像を送信していた。
画像を送らせていた男らは、同世代の女児や友人を装ってやりとりを重ね、だましたり、弱みを握って脅したりする手口で裸の画像の送信などを強要していた。
都道府県別の摘発件数は、神奈川が122件で最も多く、愛知が97件、東京が83件など。最少は鳥取の1件。
警察庁の担当者は「いったんネット上で写真が広がると消し去るのは困難。コミュニティーサイトで知り合った人に写真を含めた個人情報を絶対に渡さないように」と話している。
女児らにスマートフォンで自分の裸を撮影させ、画像を送信させる「自画撮り」の被害も引き続き増加。後を絶たない子どもを狙った性犯罪に注意を呼び掛けている。
警察庁によると、摘発件数の内訳は、子どもの裸を撮影する「製造事件」が724件で、昨年同期より106件多かった。
ほかに小児性愛者らが仲間内で画像を共有するなどの「提供・公然陳列事件」が387件、撮影した子どもの裸の画像を持っている「所持等事件」が31件で、これらはここ数年、横ばいの傾向が続いている。
被害を受けた子どもは594人で、うち中学生が39・2%で最も多く、高校生が36・9%、小学生が17・5%など。
被害の内容は「自画撮り」が44・3%と半数近くを占め、「強姦・強制わいせつ」が14・1%、「児童買春・淫行行為」が13・3%、「盗撮」が11・1%などだった。
インターネット上で不特定多数の相手と知り合うことができるコミュニティーサイトを通じて自画撮り被害に遭う子どもが多く、全体のうち85・9%が面識のない男らに画像を送信していた。
画像を送らせていた男らは、同世代の女児や友人を装ってやりとりを重ね、だましたり、弱みを握って脅したりする手口で裸の画像の送信などを強要していた。
都道府県別の摘発件数は、神奈川が122件で最も多く、愛知が97件、東京が83件など。最少は鳥取の1件。
警察庁の担当者は「いったんネット上で写真が広がると消し去るのは困難。コミュニティーサイトで知り合った人に写真を含めた個人情報を絶対に渡さないように」と話している。