「存亡の機」正しい使い方は6・6%…国語調査
文化庁は21日、2016年度「国語に関する世論調査」の結果を発表した。
慣用句の使い方では、存続するか滅亡するかの重大局面を意味する「存亡の機」は、本来の使い方が6・6%にとどまり、「存亡の危機」が83%に上った。
「足をすくわれる」(卑劣なやり方で失敗させられる)も26・3%で、「足元をすくわれる」(64・4%)の方が多かった。
また、「心が折れる」という表現を使う人の割合は、20歳代では7割を超えるのに対し、70歳以上では2割に満たなかった。
「目が点になる」を使う人は50歳代が7割で最も多く、新しい表現の浸透度には世代間ギャップがあった。
調査は17年2〜3月、16歳以上の男女約2000人を対象に実施した。
慣用句の使い方では、存続するか滅亡するかの重大局面を意味する「存亡の機」は、本来の使い方が6・6%にとどまり、「存亡の危機」が83%に上った。
「足をすくわれる」(卑劣なやり方で失敗させられる)も26・3%で、「足元をすくわれる」(64・4%)の方が多かった。
また、「心が折れる」という表現を使う人の割合は、20歳代では7割を超えるのに対し、70歳以上では2割に満たなかった。
「目が点になる」を使う人は50歳代が7割で最も多く、新しい表現の浸透度には世代間ギャップがあった。
調査は17年2〜3月、16歳以上の男女約2000人を対象に実施した。