ボージョレ解禁も需要下降、5年連続の前年割れへ
フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が16日午前0時に解禁された。
一時のブームから需要は下降気味で、今年も輸入量は5年連続の前年割れの見込み。
日本にワイン文化が定着したことで“季節行事”の意味合いが薄れたとみられ、酒類業界は企業内イベントの活用など拡販に知恵を絞っている。
「今年は太陽の恵みにより風味が豊かです」。
サントリーワインインターナショナルが東京都内で開いた催しで、生産者がワインの出来に自信を示した。
会場に集まった約30人はスマートフォンのカメラで撮影するなど楽しんだ。
キリン傘下のメルシャンによると、ボージョレの輸入量は2004年をピークにほぼ半減。13年以降は減少傾向が続いている。
業界関係者は「日本人が普段からワインに接し、特別なイベントではなくなった」と分析。
キリンやアサヒビールは家族や友達と楽しむ「家飲み」を提案。ボージョレと合う食事のレシピをネット上に公開する。
一方、サントリーワインインターナショナルは企業に対し、ボージョレ解禁を社内交流促進のきっかけとして売り込みを強化。
今年は三菱電機や中国系のレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ(東京)など計11社の社員同士で楽しむイベントに協力する。
独自にボージョレにあわせた社内イベントを16日夜開く伊藤忠商事は「部門横断のプロジェクトが増えており、交流を活性化したい」(広報担当者)との考え。
本社のロビーでは約1000人が集まるほか、地方拠点でも同時に実施する。
一時のブームから需要は下降気味で、今年も輸入量は5年連続の前年割れの見込み。
日本にワイン文化が定着したことで“季節行事”の意味合いが薄れたとみられ、酒類業界は企業内イベントの活用など拡販に知恵を絞っている。
「今年は太陽の恵みにより風味が豊かです」。
サントリーワインインターナショナルが東京都内で開いた催しで、生産者がワインの出来に自信を示した。
会場に集まった約30人はスマートフォンのカメラで撮影するなど楽しんだ。
キリン傘下のメルシャンによると、ボージョレの輸入量は2004年をピークにほぼ半減。13年以降は減少傾向が続いている。
業界関係者は「日本人が普段からワインに接し、特別なイベントではなくなった」と分析。
キリンやアサヒビールは家族や友達と楽しむ「家飲み」を提案。ボージョレと合う食事のレシピをネット上に公開する。
一方、サントリーワインインターナショナルは企業に対し、ボージョレ解禁を社内交流促進のきっかけとして売り込みを強化。
今年は三菱電機や中国系のレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ(東京)など計11社の社員同士で楽しむイベントに協力する。
独自にボージョレにあわせた社内イベントを16日夜開く伊藤忠商事は「部門横断のプロジェクトが増えており、交流を活性化したい」(広報担当者)との考え。
本社のロビーでは約1000人が集まるほか、地方拠点でも同時に実施する。