さい帯血無届け医療、販売会社の元社長に有罪
他人のさい帯血を使った再生医療が無届けで行われた事件で、再生医療安全性確保法違反(計画未提出)などに問われたさい帯血販売会社「ビー・ビー」(茨城県つくば市、解散)元社長・篠崎庸雄被告(52)に対し、松山地裁は14日、懲役2年4月、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。
末弘陽一裁判長は「再生医療への国民の信頼を著しく失墜させた」と述べた。
判決などによると、篠崎被告は2009年に経営破綻したつくば市の民間バンクからさい帯血を入手し、仲介業者を通じて各地のクリニックに販売。
昨年7月〜今年4月、東京都内のクリニックの医師・首藤紳介被告(40)(公判中)らと共謀し、美容目的などの患者4人にさい帯血を無届け投与するなどした。
末弘陽一裁判長は「再生医療への国民の信頼を著しく失墜させた」と述べた。
判決などによると、篠崎被告は2009年に経営破綻したつくば市の民間バンクからさい帯血を入手し、仲介業者を通じて各地のクリニックに販売。
昨年7月〜今年4月、東京都内のクリニックの医師・首藤紳介被告(40)(公判中)らと共謀し、美容目的などの患者4人にさい帯血を無届け投与するなどした。