初音ミク、初のマレーシア公演で「千本桜」熱唱
今年、8月31日に誕生から10周年を迎えたバーチャルシンガー「初音ミク」の世界ツアー「HATSUNE MIKU EXPO」の初のマレーシア公演が16日、同国の首都クアラルンプールで行われた。
イメージカラーのエメラルドグリーンのサイリウムが打ち振られる中、ステージに登場したミクがオープニングで代表曲「千本桜」を熱唱すると、会場は大歓声に包まれた。
MCでは「マレーシアのみなさん、こんばんは。初音ミクです。『MIKU EXPO 2017 in マレーシア』へようこそ。今日はみんなで最高の1日にしようね!」とあいさつ。
英語、マレー語、中国語の楽曲も披露するなど、見応え聞き応え満点のパフォーマンスでファンの心をわしづかみに。アンコールを含め全27曲を歌い上げた。
初音ミクを企画開発したクリプトン・フューチャー・メディア社(本社・札幌市)の伊藤博之代表は「10周年は一つの節目でしかない。まだまだ進化する」と、日本が世界に誇る“電子の歌姫”のさらなる成長を誓った。
「MIKU EXPO」は、初音ミクの来訪を熱望する世界各国のファンの声に応えるため、2014年のインドネシア・ジャカルタでの開催を皮切りに、これまでアメリカ、中国、日本、カナダ、メキシコ、台湾の7か国で48公演を実施。
初期のヒット曲から最新ナンバーまで、ミクの楽曲を幅広く網羅し、開催地の言語による楽曲やMCを取り入れるなど、バリエーション豊かな演出が人気を呼んでいる。