航空交通の安全支える飛行検査機2機新たに導入
国土交通省は、航空交通の安全を支える無線施設などの検査や検証を行う飛行検査機2機を新たに導入し、中部国際空港(愛知県常滑市)内にある飛行検査センターで、安全祈願祭と引き渡し式が行われた。
導入した飛行検査機は全長約16メートル、全幅約15メートル。巡航速度は時速835キロで、航続距離は最大3300キロ。機内には最新の飛行検査システムを備える。
飛行検査センターは2015年に羽田空港(東京)から中部空港に移転。民間機が利用する全国93か所の空港を検査対象としている。今回の導入で飛行検査機は計6機となる。
13日の引き渡し式で、同省航空局の飯嶋康弘・交通管制部長は「空の安全を守るのは我々の使命であり、今回の導入で検査・検証の能力の向上を図りたい」と話した。