手製火炎放射器「2メートル炎噴射」投稿「自慢したかった」
自分で作った火炎放射器を公園内で使用したとして、神奈川県警横須賀署は22日、軽犯罪法違反(火気乱用)の疑いで、同県横須賀市の派遣社員の男(20)を書類送検した。
同署によると、約2メートルの炎を噴射する様子を撮影して動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開しているのを、署員が昨年10月に発見。
男は「よくできたので、ユーチューブに投稿して多くの人に見てもらい、自慢したかった。威力が増せばインターネットで販売するつもりだった」と容疑を認めている。
インターネット上で製造方法を調べたという。
書類送検容疑は、昨年8月12日と同9月24日の未明、横須賀市公郷町5丁目の公園で、火炎放射器で炎を噴射した疑い。
火炎放射器は、人や構築物などを殺傷、焼却する兵器で第2次世界大戦で用いられた。近年は障害物や危険物の処理などに使用されている。
軍事フォトジャーナリストの柿谷哲也氏は「自分で作ることは可能だが、殺傷能力があり危険。素人が作ると暴発や自分自身が炎に包まれる可能性もある」と指摘した。