大学進学者40年度2割減…少子化に追いつかず
文部科学省は21日、2040年度の大学進学者数が、17年度より2割少ない約50万6000人になるとの推計を中央教育審議会の部会に示した。
大学進学率は57%(17年度53%)に増えるが、少子化の進行に追いつかず、入学定員の充足率は現状の104%から84%に落ち込む見通しだ。
大学進学者数の推計は、14〜17年度の大学進学率の伸びや18歳の推計人口などを基に、40年度までの数字を割り出した。
進学率は17年度が52・6%(男子55・9%、女子49・1%)で、40年度の推計は57・4%(男子58・4%、女子56・3%)。
女子の伸び率が男子に比べて高く、全体では4・8ポイント増える。
進学者数は17年度が62万9733人で、40年度は19・6%減の50万6005人になると推計された。