北海道岩見沢市の山中で２４日、昨年１２月から行方不明になっていた札幌市白石区の職業不詳三好邑璃さん（１９）の頭部と毛髪が、雪の中から見つかった。
道警は同日、死体遺棄容疑で、いずれも飲食店経営の神智慶容疑者（３１）＝同市中央区、別の事件での傷害容疑で逮捕＝と、長谷川剛拓容疑者（３１）＝同市北区＝を逮捕した。

２人の逮捕容疑は昨年１２月１５日ごろ、岩見沢市栗沢町の山中に三好さんの遺体を遺棄した疑い。道警は２人の認否を明らかにしていない。
道警は、白石署に１００人態勢の捜査本部を設置した。

道警によると、三好さんは昨年１２月１５日ごろ、札幌市の歓楽街・ススキノの飲食店に出入りしたのが確認されたのを最後に行方が分からなくなり、親族が同２１日、白石署に行方不明届を出した。

三好さんは神容疑者がススキノで経営するバーに頻繁に出入りしていたという。

今月２４日正午ごろ、両容疑者への調べに基づき、山中を捜索した警察官が頭部を発見。ＤＮＡ鑑定の結果、三好さんと特定した。
遺体の他の部分や所持品は見つかっていない。

捜査関係者によると、神容疑者は調べに対し、三好さんと知り合いだと話しているという。