米津玄師“ミリオン”達成 CD出荷30万枚+配信75万ダウンロード
シンガー・ソングライターの米津玄師(27)の最新曲「Lemon」が、CDとデジタル配信を合わせて“ミリオン”セールスを達成した。
所属レコード会社によると、19日にシングルCDの出荷が30万枚、配信が75万ダウンロードに達した。
オリコンのデジタルシングルチャートは同日、統計開始以降初の5週連続1位が確定。
これまでテレビの音楽番組では歌ったことがなく、露出が“激レア”な米津が音楽界に新風を巻き起こしている。
「Lemon」は16日に最終回を迎えた石原さとみ(31)主演のTBSドラマ「アンナチュラル」の主題歌。
米津がドラマの脚本を見て書き下ろしたミドルバラードで、CDは14日発売。
先行配信された先月12日にはiTunesやレコチョクなどのサイトで21冠を記録するなど、特に配信が好調だ。
18歳の時、ボーカロイド(音声合成技術)で作った曲をニコニコ動画に投稿。
“ネット発”で若者の人気を集め、自身の歌声で5年前にメジャーデビューにした。
デビュー後はテレビでの露出を控え、自らアニメ動画を手掛けたミュージックビデオがYouTubeで1億回の再生回数に迫るなど、ネット発の活動スタイルを貫く。
CDジャケットのイラストも自ら描き、繊細で艶のある声に加え、卓越した創作能力も人気だ。
昨年、NHK関係者が紅白歌合戦初出場を熱望するなど、存在感を高めている。
今回の「ミリオン達成」で、名実ともにトップアーティストの仲間入りを果たしそうだ。