木村花さん母が告白 娘が明かしていた「テラスハウス」の“やらせ”《遺したLINEには…》
5月23日に22歳の若さでこの世を去った女子プロレスラーの木村花さん。
母親の響子さん(43)が、「週刊文春」の取材に応じ、「テラスハウス」(フジテレビ系/Netflix)の炎上シーンを巡って、花さんがスタッフから指示を受けていたと証言した。
花さんのスマートフォンには、響子さんの証言通り、「やらせ」を裏付けるLINEのメッセージが多数残されていた。
事件後、メディアの取材に初めて応じた響子さんは、亡くなる8日前、花さんから次のように告げられたと証言した。
「5月15日、花と私は祖母の誕生日会を開きました。その帰り道、私が花を車で送っていると、花が涙を堪えながら話し始めたのです」
そして、花さんはこう語った。
「テラハに出た当初からプロレスラーらしく振舞えって……。1のことを100にして盛り上げて欲しいって言われて。コスチュームの件はスタッフにめっちゃ煽られた。『いいじゃん、あんな奴、ビンタぐらいしたらいいじゃん』って。盛り上げなきゃと思ったけど、プロレスラーとしてビンタはさすがにできないから、苦しまぎれで帽子をはたいたの。スタッフは信用できないよ」
友人に送ったLINEでも、花さんは次のように書いている。
〈自分の仕事道具壊されて、スタッフにカメラの前でキレろって言われて〉
この友人は、「週刊文春」の取材に対して、花さんから「やらせ」問題について何度も相談を受けていたと明かした。
また、炎上シーンの相手となった共演者の小林快さんも花さんから「やらせ」についての電話があったと認めた。
フジテレビに「やらせ」問題について質問すると、「検証作業を進めている最中ですが、ご質問にあるような事実はございません」と答えた。
自殺の5日前の5月18日、地上波のフジテレビで「コスチューム事件」の場面が放送された。この放送を見た花さんは、友人にこうLINEを送っている。
〈これで炎上して話題になって製作陣は満足かな〉
プロレスを広めるために「テラスハウス」に出演していた花さんが、なぜ死ななければならなかったのか。