台湾付近でM7.5の地震 与那国島などで津波を観測
今日4月3日(水)9時前に台湾付近を震源とするマグニチュード7.5と推定される地震が発生しました。
この地震で沖縄を対象に津波警報が発表され、与那国島や石垣島では津波を観測しています。
4月3日(水)8時58分頃、台湾付近(石垣島の西南西250km付近)を震源とするマグニチュード7.5、深さはごく浅いと推定される地震が発生しました。
アメリカ地質調査所の解析によると地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型とみられ、津波が起きています。
与那国島では9時18分に30cmの津波を観測し、石垣島でも津波とみられる潮位変動が確認されています。10時00分時点で沖縄本島地方、宮古島・八重山地方には津波警報が発表中です。
津波は一度だけでなく何度も押し寄せます。第一波よりも第二波、第三波の方が高くなる可能性があるため、津波警報が解除されるまでは海岸付近に近づかず、高台など安全な場所に避難をしてください。
この地震では国内では与那国島で最大震度4を観測しています。震源に近い台湾では日本の震度階級で震度6強に相当する強い揺れに見舞われました。
また、余震も発生していて9時11分にはマグニチュード6.6、9時35分にはマグニチュード6.3(規模はいずれも気象庁)が発生しました。
現地の報道によると建物の倒壊被害が出ているとみられますので、被害の拡大が心配な状況です。