「勘違いして、殴ってしまった」ドリフト走行で、車を壊した息子に激怒…片付けで呼ばれただけの友人の顔も殴り、脳震とうに
23日夜、札幌市清田区の霊園の駐車場で、息子の友人の19歳の男性の顔を殴り、けがをさせたとして、51歳の男が逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市清田区に住む51歳の会社役員の男です。
この男は23日午後11時ごろ、札幌市清田区の里塚霊園の駐車場で、息子の友人の19歳の男性の顔を殴り、けがをさせた疑いが持たれています。
男性は、脳震とうで一時、意識もうろうとなり、119番通報で救急搬送されましたが、命に別状はありません。
警察によりますと、事件前、男の息子は里塚霊園の駐車場で、1人で車をドリフト走行させて遊んでいました。
その際、車を横転させて壊し、動けなくしてしまったため、同じ19歳の友人2人と父親を呼び出しました。
先に現場に来た友人2人が飛び散った部品の片付けなどを手伝っていたところ、遅れて着いた父親は、3人でドリフトしていたと思い込み、息子の顔を3回、けがをした友人の顔を1回、さらに、もう1人の友人の顔を1回、それぞれ拳で殴っていました。
救急搬送の連絡を受けた警察は、捜査をすすめ、友人1人への傷害の疑いが固まったとして、24日朝、男を逮捕しました。
取り調べに対して51歳の会社役員の男は「勘違いして、殴ってしまった」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は、引き続き経緯などを詳しく調べています。