水原一平元通訳、大谷翔平選手を装って銀行に電話か 24.5億円の不正送金疑いで訴追
ドジャース大谷選手の通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博問題で、アメリカ連邦検察は水原氏を銀行詐欺の疑いで訴追しました。不正送金額は日本円でおよそ24億5000万円にのぼるということです。
米連邦検察の担当者
「水原氏は違法なスポーツ賭博への支払いのため、大谷選手の口座から1600万ドル以上を盗んでいました」
連邦検察によりますと、水原一平容疑者は2021年11月から今年1月にかけて、大谷選手の口座から1600万ドル、日本円でおよそ24億5000万円を賭博の元締め側に不正送金した銀行詐欺の疑いがもたれています。
水原容疑者は大谷選手の口座開設に関わっていたことからログイン方法などを知っていたとみられ、銀行の記録では、取引の確認などが通知される連絡先が水原容疑者のものに変更されていたということです。また高額の送金を行うため、複数回、大谷選手を装い銀行に電話をしていたとみられます。
一方、大谷選手について、検察は「捜査に協力してくれた。彼は被害者であると強調したい」としています。
水原容疑者は日本時間のあすにも裁判所に出廷する予定です。