男が猫を虐待か?防犯カメラに映像 三重・鈴鹿
飼い主がいない猫が集まり、ボランティアが世話をしている三重県鈴鹿市内の建物で今月、男が猫に危害を加える行動が防犯カメラに写っていたことが分かった。
男が猫を蹴り上げたり、首輪にひものようなものを着けて振り回しながら連れ去ったりする様子が記録されていた。
鈴鹿署が動物愛護団体から相談を受け、事実関係を調べている。
同署に相談したNPO法人「グリーンNet」の武藤安子代表(49)によると、建物内は猫がよく捨てられる場所で、今は30匹ほどがいる。建物付近で働く女性が10年ほど前から、餌やりなどの世話をしてきた。
寝床として発泡スチロールで作った小屋を置いていたが、昨年10月ごろから壊される被害が相次いだため、2月上旬に女性がグリーンNetに相談し、防犯カメラを設置していた。
カメラの映像は女性がほぼ毎日確認し、今月8、16日に猫に危害を加える様子が写っていた。
武藤さんは「怒りが抑えられない。連れて行った猫を元気な姿で返してほしい」と話している。