「弟の大学進学のためお金が必要だった」 詐欺グループの“受け子”逮捕
高齢夫婦から現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで無職の白間広宣容疑者(20)が逮捕されました。
22日朝、金髪に染めた白間容疑者は、警察署から出て周りを見渡すと、すぐにうつむきました。
白間容疑者は詐欺グループの受け子とみられていて、容疑を認めているということです。
動機については、「実家が貧乏で、高校2年生の弟が大学に行くためのお金にしようと思った」と供述しました。弟の大学進学のためにお金が必要だったというのです。
警視庁によると、白間容疑者はSNSで「闇バイト」に応募して、大阪府から上京しました。
8日、詐欺グループの仲間が東京・足立区に住む80代の夫婦に孫をかたってウソの電話をしたといいます。
詐欺グループ
「会社の大事な荷物を間違えて送ってしまって、部長に怒られた。200万円すぐに欲しい」
白間容疑者は夫婦の自宅に現金100万円を受け取りに行き、報酬として3万円を得ていたとみられていますが、警視庁は「弟に現金が渡っていたかは、確認がとれていない」としています。