天皇、皇后両陛下が結婚30年「感慨もひとしお」…「二人で多くのことを経験」
両陛下は1993年6月9日に結婚された。文書では、多くの人々から温かい祝福を受けた結婚パレードを「懐かしく思い出します」と振り返られた。
この30年、「二人で多くのことを経験し、互いに助け合いつつ、喜びを分かち合い、時には悲しみを共にし、歩みを進めてこられた」と、喜びだけでなく悲しみもあったことを率直に明かした上で、支えてくれた多くの人々に感謝された。
今後も各地に足を運び、いろいろな人々に出会って話を聞き、「時には言葉にならない心の声に耳を傾け、困難な状況にある人たちに心を寄せていきたい」との思いを示された。
こうした取り組みを通して「この国の人々の新たな可能性に心を開き続けていくことができれば」とつづられた。