公用クレカで自家用車に73回給油、県職員を懲戒免職に…追突事故で発覚
兵庫県は25日、公用のクレジットカードを使って自家用車に給油するなどしたとして、県国際交流協会西豪州・兵庫文化交流センターの男性所長(62)を懲戒免職処分にしたと発表した。
発表によると、大西所長は2015年4月から豪州にある同センターで勤務。
同年6月〜22年5月、公用のクレジットカードで自家用車に計73回給油したり、公用車を私的に計16回使用したりし、ガソリン代計約43万円を横領したとされる。
今年5月に公用車を私的に利用した際、別の車に追突され、問題が発覚した。横領額は既に返還されている。
また県は、電動自転車を飲酒運転したとして道路交通法違反(酒酔い運転)容疑で書類送検された宝塚土木事務所の男性主査(58)を懲戒免職処分とした。
主査は8月22日朝、三田市内の職場に電動自転車で向かう途中、繰り返し転倒し、救急搬送された。
病院にかけつけた警察官が呼気検査したところ、基準値を上回るアルコール分が検出された。
今年1月にも自動車を酒気帯び運転したとして停職6か月の懲戒処分を受けており、県は復職直後に起きた今回の事態を重く見て懲戒免職とした。