赤信号で横断、バイクと接触した歩行者を重過失傷害容疑で書類送検…運転者が大けが
高知市の国道56号で7月、横断中の歩行者とバイクが接触、バイクの運転者が大けがを負う事故があり、高知県警高知南署は22日、歩行者の高知市内の看護師の男(51)をしたと発表した。
送検は16日付。県警によると、車両と歩行者の事故で、歩行者が同容疑で摘発されるのは珍しいという。
同署の発表によると、男は7月15日午後7時40分頃、同市鴨部の国道56号で、押しボタン式の信号機がある横断歩道を、赤信号で横断。
黄色点滅の国道を直進してきたバイクと接触、バイクは弾みで転倒し、運転していた高知市内の30歳代会社員男性に左手の骨を折る重傷を負わせた疑い。男は転倒したが、けがはなかった。
現場は片側2車線の直線。男は買い物帰りで幼児を抱えていたが、子どもは無事だった。
調べに対し、「早く帰りたかった」と説明。県警は、信号無視で事故を起こし、男性のけがが重いことなどから、男の過失が重大と判断した。