美咲さん死亡と判断 道志村の山中で発見された肩甲骨DNA型 本人と一致
山梨県警は14日、道志村の山中で見つかった肩甲骨のDNA型が、2019年9月に家族でオートキャンプ場を訪れて行方不明になった千葉県成田市の小倉美咲さんと一致したと明らかにした。
その上で「生命維持に欠かせない部位の骨で、美咲さんは死亡していると判断した」と説明した。
美咲さんは19年当時、小学1年で7歳だった。山梨県警は同日、美咲さんを捜し続けてきた母とも子さん(39)と父に、骨を美咲さんと特定したことを伝えた。
県警は「死因は特定できていない」とし、死亡が推定される時期も「現段階では言えない」とした。
不明後の足どりなど明らかになっていない点も多く、事故、事件の両面で捜査を継続する。また、死因の絞り込みを進めるためにも山中での捜索を続行、他の部位などの発見に努める。
《美咲さん不明経過》
▼2019年9月21日 美咲さんがキャンプ場で行方不明に
▼10月6日 山梨県警が大規模捜索打ち切り
▼20年9月21日 県警がキャンプ場周辺を再捜索
▼22年4月23日 キャンプ場の東約600メートルで人骨の頭の一部発見
▼28日 運動靴の右足側発見
▼29日 靴の左足側発見
▼5月2日 骨から個人特定できるDNA型検出できずと県警
▼4日 肩甲骨と黒いハイネック発見
▼11日 人骨のようなもの2つ発見
▼12日 ミトコンドリアDNA型の鑑定で親族関係に矛盾なしと県警
▼14日 肩甲骨のDNA型鑑定で美咲さんと一致、死亡と判断と県警発表