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「エサ代が高くて飢え死にさせた」…韓国で史上最悪の動物虐待「1200匹の犬が餓死」凄惨すぎる現場

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動物にはなんの罪もない。(写真はイメージです。PHOTO:ロイター/アフロ)

韓国で史上最も凄惨な動物虐待が発覚した。

『朝鮮日報』や『中央日報』など複数のメディアによると、虐待現場はソウル近郊の京畿道楊平郡(キョンギド・ヤンピョングン)にある住宅だ。
60代の男Aの自宅から見つかったのは、1200匹を超える犬の死骸。大半が餓死だったとみられる。

「『ニューズウィーク』の報道によれば、行方がわからなくなったペットを探していた近隣住民が偶然Aの家のゴミ箱に犬の死骸が捨てられていたのを発見したそうです。住民はすぐに動物愛護団体に通報。虐待が明るみになりました」(韓国紙記者)

動物愛護団体「ケア」のスタッフがA宅を訪れると、筆舌に尽くしがたい光景が広がっていたという。腐敗し鉄製の檻に貼りついた犬の皮、床と同化した肉、いたるところに山積みにされた死骸……。周囲には、鼻を覆いたくなるような強烈な悪臭が漂っていた。

〈死んだ仲間を食べつくし〉
「ケア」はSNSで凄惨な現場写真を公開し、次のようにコメントをしている。

〈史上最悪の動物虐待です。無数の犬が飢え死にさせられた現場に行きました。いたるところで死骸が腐り、さらに内部へ入れられた新しい犬が餓死している。エサのない犬たちは、死んだ仲間を食べつくし飢えていったようです〉

「ケア」からの告発を受けた地元警察は、3月8日までにAを動物保護法違反の疑いで逮捕する。調べに対しAが語った犯行動機は、信じがたい内容だった。

「Aは’20年6月ごろから、繁殖能力を失った老犬を1匹1000円ほどで引き取っていたそうです。Aは廃品を回収してカネを稼いでいたようですが、大量の犬を餓死させた理由についてこう語っています。『エサ代が高くて飢え死にさせてしまった』と」(同前)

当初、警察が「白骨化した状態で見つかった」とされた死骸は400体ほどだった。しかし、捜査を進めるとその数はどんどん増加。最終的には1200体を超えたという。

「死骸が多すぎて、警察も正確な数は把握できていないようです。今回の事件を受け、韓国の農林畜産食品部は動物の販売や保護をする業者に対し、法律の順守や罰則を徹底させる意向だとか。動物愛護団体『ケア』は、わずかに生き残った数匹を保護し病院で治療を受けさせているといいます」(同前)

韓国国内だけでなく、海外の動物愛護団体からも真相究明を求める声があがっている。

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