14歳米少年、激辛チップス1枚食べて死亡 SNSチャレンジ企画
米国で10代の少年が激辛トルティーヤ・チップスを1枚食べるというソーシャルメディア・チャレンジに参加した後、心停止状態に陥り死亡していたことが15日、検視調書で明らかになった。
マサチューセッツ州在住のハリス・ウォロバーさん(当時14)は昨年9月、いわゆる「ワン・チップ・チャレンジ」に参加した後、死亡した。
このチャレンジに使われた米チップスブランド「パキ(Paqui)」のチップスには、世界のトウガラシの辛さランキングで上位に挙げられるキャロライナリーパーとナガバイパーという2種類のトウガラシの粉がまぶされていた。
このチップスのパッケージは棺おけのような形をした箱で、赤いドクロが描かれ、「激辛」と書かれていた。
「ワン・チップ・チャレンジ」は過去に何回か流行しているが、チップスに使われるトウガラシの種類は毎回異なっている。
AFPが確認した検視調書によれば、ウォロバーさんはトウガラシの辛味成分カプサイシンを大量に含む食品を摂取した後、心停止に陥り死亡したと主任検視官は断定した。
ハリスさんの心臓は肥大しており、そのことも死につながる一因だった可能性があると結論付けた。
ウォロバーさんの死から数日後、パキは店頭からこの商品を回収した。
報道によると、カリフォルニア州で3人、ミネソタ州で7人の若者が同じチャレンジに参加した後に不調を訴え、入院した。