「喉の病気」と偽り未成年の少女を違法風俗店に勤務させ…歌舞伎町“頂きホスト” の卑劣すぎる手口
当時17歳だった少女から現金約40万円を騙しとった詐欺容疑で、東京・新宿歌舞伎町のホストクラブで働いていた赤間頼依容疑者(22)が、5月31日までに警視庁新宿署に逮捕された。
「昨年夏、ホストと並行して俳優として活動していた赤間容疑者の舞台を少女が観に行ったことがきっかけで二人は連絡を取り合うようになった。その後、赤間容疑者が働くホストクラブに来るよう誘われ、少女は店に通い始めています。未成年だとバレないよう、赤間容疑者は知人の女性の身分証を少女に持たせていたといいます」(全国紙社会部記者)
自分が働く店を騙し、危険をおかしてまで通わせていた赤間容疑者。そんな身勝手な男に、少女はすっかり心を奪われていた。
「少女が観に行ったのは大人気のスマホゲームを舞台化したジュエルステージ『オンエア!』。そこで赤間容疑者は凖主役のキャラである白雪零役を演じています。赤間容疑者のファンになった少女は、彼のSNSのフォロワーを増やすため、友人にフォローを頼んだり、相当熱をあげていた。赤間容疑者に貢ぐためにアルバイトを掛け持ち。食費を切り詰めていたそうです」(同前)
だが、赤間容疑者が満足することはなく、少女への要求はさらにエスカレートしていく。
「赤間容疑者は少女に『母親が癌を患っていて、自分も喉の病気で治療が必要で入院することになった』と嘘をつき、治療費名目でカネを巻き上げていました。とてもアルバイトだけではまかなえなくなり、少女は違法風俗店で働くようになりました。昨年12月下旬、赤間容疑者は少女の自宅で現金40万円を受け取っています。貢いだ額は総額で113万円にものぼっていた」(捜査関係者)
少女から40万円を受け取った1ヵ月後、赤間容疑者は所属していた芸能事務所を退所。騙されていたことに気付いた少女が今年2月に警察に被害を訴え、事件が発覚した。捜査関係者が続ける。
「少女は金を貢いだ理由を『声が出なくなったら、一生後悔すると思った。ファンとして彼のために頑張りたかった』と話しています。一方の赤間容疑者は『彼女と別れるために病気の話を持ち出した。カネは返すつもりだった』などと供述しています。赤間容疑者は『お前が勝手にカネを渡してきたんだから、俺が罪に問われるわけがない』と開き直っていたようです。少女は家庭環境に問題があり、愛着障害を抱えていた。赤間容疑者はそんな心の隙につけ込んだ」
未成年のファンの弱み、好意につけ込んでカネを巻き上げた卑劣な「頂きホスト」赤間容疑者。きちんと罪と向き合わない限り、再び表舞台に立つことはできないだろう。