チェルシー、北海道で復活 明治系が9月に発売 味わいを再現しつつ柔らかい食感に刷新
明治ホールディングス傘下の道南食品(北海道函館市)は25日、今年3月に出荷を終えた明治のキャンディー「チェルシー」を北海道限定の土産用商品として復活させると発表した。味わいを再現しつつ柔らかい食感に刷新し、9月3日に発売する。
商品名は「北海道 生食感チェルシーバタースカッチ味」。90グラム入りで希望小売価格は864円。主原料は元祖チェルシーを踏襲したバターや生クリームで、今回は北海道産を使用した。8月10日に新千歳空港で先行発売する。
キャンディーの販売が低迷する中で、柔らかい菓子の人気に注目し、独自の新製法でとろけるような口溶けに仕上げた。道南食品は「新しいカテゴリーの菓子」としている。
元祖チェルシーは英北部スコットランドの伝統キャンディーの製法で1971年に発売した。外国人の少女が「あなたにも、チェルシー、あげたい」と話すCMでも親しまれた。2002年度に約25億円あったシリーズの売上高は、22年度には5分の1まで落ち込み、今春生産を終了した。