COMPLEX 13年ぶり伝説復活に10万人熱狂! 吉川「奇跡は起こせる!」布袋「被災地にエールを」
1990年に活動を休止した吉川晃司(58)、布袋寅泰(62)のロックデュオ「COMPLEX」が15、16日の両日、東京ドームで能登半島地震の復興支援ライブを開催した。
再び「日本一心」を掲げ、東日本大震災のチャリティー公演以来13年ぶりの復活となった。
伝説のライブ再び。9分遅れの開演だった。東京ドームに13年前と同じ「BE MY BABY」のイントロが鳴り響くと、その時を待ちわびた大観衆から、ドームの天井を突き破るような大歓声が湧き起こった。そして前回と同じようにステージの両端から登場した2人が中央でガッチリと握手。地鳴りのような歓声と手拍子の中、ボルテージはいきなり最高潮に達した。
大興奮のまま1曲目を終えると、吉川は「日本一心へようこそ。人間なんて大自然に比べればちっぽけな存在だけど、力を束ねれば奇跡は起こせる!被災地にエールを!」と叫び、ファンも歓声で応えた。
5曲目の「路地裏のVENUS」後のMCでは、布袋が「能登半島をはじめとする被災地への復興支援に賛同してくれた5万人が、日本全国からここ東京に集まってくれました!吉川が言っていたけど、それぞれはちっぽけな存在かもしれないけど、今日ここで被災地のために、そして俺たちの未来のために、心も体も一心同体となって被災地にエールを送りましょう!」と呼びかけ、会場を一つにした。
その後も2人はダブルアンコールの「AFTER THE RAIN」まで全24曲を力強くパフォーマンス。
最後は布袋が「生きてるとつらいことばかりかもしれないけど、みんな僕たちと一緒にまた明日から一歩踏み出す力を、俺たちも受け取ったし、みんなも感じてくれたらとてもうれしいと思います。本当、どうもありがとう!」と感謝。
吉川は「今日皆さんに賛同していただいたのは、(収益を)本当にちゃんと使っていただけるところをしっかりと確かめて、我々が自分たちで(被災地に)届けに参りますので、安心してください!ちょっと時間かかりますけど、よろしくお願いします!ありがとう」と感謝。大観衆を熱狂の渦へと巻き込んだ「日本一心」が幕を閉じた。
公演は2日間で10万人を動員。収益の全額は能登半島の被災地の復興、復旧のために寄付される。