『探偵!ナイトスクープ』「私が局長の西田敏行でございます」ありし日の姿とともに追悼 「心から哀悼の意を捧げます」
ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』(毎週金曜 後11:17 ※関西ローカル)が18日に放送され、2代目局長を務めた西田敏行さんを追悼した。
番組の最後に、ありし日の西田さんが「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する『探偵!ナイトスクープ』。私が局長の西田敏行でございます」とおなじみのセリフを語る姿を回顧。テロップで「『探偵!ナイトスクープ』局長を務めていただいた西田敏行さんが逝去されました。心から哀悼の意を捧げます」とつづった。
探偵局の局員が、視聴者からの依頼を調査する、関西の長寿バラエティー番組。西田さんは同番組の大ファンで、初代局長の上岡龍太郎さんの後任として、2001年1月から19年11月まで局長を務めた。調査VTRに笑い、涙もろい姿が愛された。
西田さんは1947年11月4日生まれ、福島県出身。オフィスコバック所属。1970年に劇団青年座に入団。翌年、舞台『写楽考』で初の主演を務める。81年にリリースしたシングル「もしもピアノが弾けたなら」が、累積売上51.7万枚のヒットを記録(オリコン調べ、2024年10月21日付現在)。以降は俳優として映画・ドラマ・舞台で活躍し、数多くの作品で主演を務める。代表作である映画『釣りバカ日誌』は、人気シリーズとして88年〜09年まで公開された。その他、映画『学校』(93年)、映画『陽はまた昇る』(02年)、映画『ゲロッパ!』(03年)、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17年)、ドラマ『池中玄太80キロ』シリーズなど多数出演。08年、紫綬褒章を受章した。
所属事務所は「10月17日 午前6時頃 西田敏行が旅立ちました。病名は『虚血性心疾患』でした。皆様には今まで大変お世話になりました」と伝えた。76歳だった。葬儀・告別式については家族葬とし、お別れの会は改めて報告するという。