英、身柄引き渡し審を差し戻し 表参道の宝石強盗事件
東京・表参道の高級宝石店で2015年に起きた貴金属強盗事件に絡み、警視庁が強盗致傷容疑などで国際指名手配した英国籍の男2人について、ロンドンの高等法院は29日、日本に身柄を引き渡すかどうかの審理を下級審に差し戻す決定をした。
英国の裁判所は2023年8月、人権侵害の懸念を理由に引き渡しを認めない判断を示したが、日本側が異議を申し立てていた。
英メディアによると、高等法院は、日本で人権侵害に直面する可能性は低いと判断した。
事件は15年11月20日、東京都渋谷区の商業施設「表参道ヒルズ」内の「ハリー・ウィンストン」で発生した。