斎藤元彦知事 自らは処分しない〝ダブスタ〟指摘にも「私の考え」主張曲げず
兵庫県の斎藤元彦知事(47)が3日、県庁で定例会見を行った。斎藤氏の疑惑告発文書問題で、3月26日の会見では、第三者委が認定した自身の職員へのパワハラ行為を謝罪しつつ、自らの処分は否定していることについて、改めて聞かれた。
自らは処分しないが、もし職員がパワハラ行為をした場合は処分するとしていることに「ダブルスタンダードかどうか、どう考えているか」に斎藤氏は「第三者委員会でパワハラを認定されたことを真摯(しんし)に受け止め、謝罪をさせていただいた」と述べ、「一般職員の人事的な対応は懲戒処分等に基づいて、対応していく」とした。
自らの処分については「自らの襟を正して、風通しのいい職場作りをしていくこと。私としての責任を果たしていきたい」と頭を下げた。
斎藤氏の説明に「どう考えてもダブルスタンダードではないかと思う。違うなら違うと、ダブルスタンダードではないと明言していただきたい」と指摘されても、斎藤氏は「いま申し上げたことが私の考え。ご理解いただきたいと思います」と主張を曲げなかった。