世界の死刑執行、1500人超 15年以降で最多―アムネスティ
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは8日、死刑に関する年次報告書を公表し、2024年に世界で死刑執行を受けた人数は前年比32%増の1518人となり、15年以降で最多を記録したと明らかにした。イランとイラク、サウジアラビアの3カ国で全体の91%を占めているという。
イランだけで全体の64%に達し、前年から100人以上多い972人が執行された。イラクは同4倍、サウジアラビアも2倍に増えた。
一方、執行国は2年連続で減少し、過去最少の15カ国となった。ただ、主要死刑存置国である中国のほか、北朝鮮やベトナムは報告の対象に含まれていない。
アムネスティのカラマール事務総長は「死刑制度を維持する国が孤立した少数派であることは明らかだ」と強調した。
イランだけで全体の64%に達し、前年から100人以上多い972人が執行された。イラクは同4倍、サウジアラビアも2倍に増えた。
一方、執行国は2年連続で減少し、過去最少の15カ国となった。ただ、主要死刑存置国である中国のほか、北朝鮮やベトナムは報告の対象に含まれていない。
アムネスティのカラマール事務総長は「死刑制度を維持する国が孤立した少数派であることは明らかだ」と強調した。