遺体を車で運搬 空き家の敷地にしばらく置いたか「リフォームの工期でトラブルに」との供述も 新潟県聖籠町 死体遺棄強盗殺人事件
知人の男性を殺害し金庫を奪ったとして、リフォーム業の男が逮捕された事件で、男が、被害者の遺体を車で運び土の中に埋めるまでのしばらくの間、新潟県聖籠町の空き家の敷地内に置いていたとみられることが、捜査関係者への取材で分かりました。
強盗殺人の疑いで10日に再逮捕された住所不定のリフォーム業・小山大輔容疑者の身柄は、11日午前に新潟地検へ送られました。
警察によりますと、小山容疑者は2024年10月に知人の小杉英雄さん(78歳)を殺害し、金庫を奪った疑いが持たれています。
小山容疑者は、小杉さんの預金を引き出した罪と遺体を聖籠町の空き家の敷地の土の中に遺棄した罪で起訴されていました。
その後の捜査関係者への取材で、小山容疑者は小杉さんの自宅1階で小杉さんを殺害した直後に、聖籠町まで車で遺体を運んだとみられることが分かりました。
捜査本部では、小杉さんは10月14日ごろに殺害され、土の中に埋められたのは10月26日だとしています。
捜査関係者によりますと、小山容疑者は殺害の直後に遺体を運び埋めるまでの間、空き家の敷地内に遺体を置いていたとみられています。
また、聖籠町の現場からは、開いた状態の金庫が見つかったことが分かっていますが、この金庫が小杉さんのものであることが分かりました。
捜査本部は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、小山大輔容疑者は「小杉さんの自宅のリフォームの工期をめぐり小杉さんとトラブルになった」と話しているということです。