消防士・会社員・市職員の3人、ガールズバーを無許可営業容疑で逮捕
女性従業員が客を接待する風俗店を無許可で営んだとして、富山県警富山西署などは22日、富山市の消防士の男(21)(恐喝未遂で起訴済み)、同市の会社員の男(21)を風営法違反(無許可営業)の疑いで再逮捕し、同市の市職員の男(21)を同容疑で23日に逮捕した。
同署によると、3人は県公安委員会の許可を受けずに17日深夜、同市総曲輪のガールズバー「NEO(ネオ)」で、女性従業員に客の接待をさせた疑い。消防士の男は黙秘しており、他の2人は容疑を否認しているという。
捜査関係者によると、店は少なくとも昨年8月頃から営業を継続。県警は先週末、店舗に家宅捜索に入り、売上表などを押収した。「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のような犯罪集団が、背後で不当な利益をあげていた可能性もあるとみて捜査している。
富山市消防局は「誠に遺憾なことで、これまで以上に綱紀粛正と厳正な服務規律の確保に取り組む」とコメントし、同市職員課の竹内孝課長は「何も把握していないのでコメントできない。本人と確認がとれれば対応が必要だ」と話した。