上野のハプニングバー摘発 踏み込んだら真っ最中”公然乱交DAY
警視庁保安課は17日までに、公然わいせつほう助容疑で東京都台東区上野5丁目のハプニングバー「Dark Night」経営の青木大輔容疑者(34)と従業員の男女2人を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は15日、不特定多数の男女が他の客に見える状態でわいせつな行為をするため、店内の部屋などを利用させるなどし、公然わいせつを助けた疑い。
同課によると、青木容疑者は「客同士が勝手にやったこと」と否認し、従業員2人は容疑を認めている。
捜査関係者によると、摘発した15日は「ダークな日」と呼ばれる常連客しか入店できない日で、入店の際に、来店するごとに押されるスタンプの数をチェックしていた。
地下1階にバーカウンターがあるオープンスペース、同2階に4室のプレールームがあり、通常、わいせつな行為はプレールームで行っていたが、「ダークな日」は店内のどこで行ってもいいことになっていたという。
午後3時すぎに捜査員が踏み込んだところ、店内には20〜66歳の男性35人、22〜51歳の女性13人の計48人の客がいた。
このうち裸で性行為や性技中だった20〜50代の男女7人を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕し、他に服を着てわいせつな行為をしていた2人を書類送検した。
店の入り口は二重扉で、摘発を警戒していたとみられる。
ホームページなどによると、同店は「日常では表に出せない欲望、願望などを共感し合えるゲストたちが集う場所。一歩踏み出してみると、居心地の良い空間に変わるでしょう」をうたい文句に11年に営業を開始。
インターネットや口コミで集客し、セーラー服や網タイツなど数十種類のコスチュームを用意していた。
摘発日の15日は197万円を売り上げており保安課は1日平均100万円、4年間で約14億円の売り上げがあったとみている。
▼ハプニングバー
客同士がわいせつ行為を見せ合うことなどを売り物にしているとされる。バータイプのオープンスペースとは別に、わいせつ行為は「プレールーム」で行われる場合も。店内にはコスプレ衣装や、SMグッズが用意されていることもある。