大阪ミナミの高級クラブ脱税、再び無罪
大阪市の繁華街ミナミの高級クラブを経営し、ホステスの報酬などにかかる所得税約7940万円を脱税したとして、所得税法違反の罪に問われた男性(47)の控訴審判決で、大阪高裁(横田信之裁判長)は20日、一審大阪地裁の無罪を支持し、検察側の控訴を棄却した。
昨年11月の大阪地裁判決は、クラブが「オーナーママ」と呼ばれる女性による単独経営と認定。
「男性は幹部従業員にすぎず、源泉徴収の義務はなかった」と判断した。
男性は2009年8月〜11年7月、女性と共同経営していた大阪市中央区のクラブで、ホステスへの報酬や従業員への給与から源泉徴収して所得税を納めなかったとして、大阪国税局が男性を告発、大阪地検特捜部が在宅起訴した。
昨年11月の大阪地裁判決は、クラブが「オーナーママ」と呼ばれる女性による単独経営と認定。
「男性は幹部従業員にすぎず、源泉徴収の義務はなかった」と判断した。
男性は2009年8月〜11年7月、女性と共同経営していた大阪市中央区のクラブで、ホステスへの報酬や従業員への給与から源泉徴収して所得税を納めなかったとして、大阪国税局が男性を告発、大阪地検特捜部が在宅起訴した。