安保関連法案反対で学生がデモ行進「安倍を倒せ」
安全保障関連法案に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」が呼び掛けた「戦争法案に反対する全国若者一斉行動」が23日、東京など全国約20カ所で行われた。
参加者は口々に「法案は憲法違反だ」「戦争法案、今すぐ廃案」と訴えるとともに、成立を急ぐ安倍晋三首相に対し、「安倍は辞めろ」「安倍を倒せ」と退陣を求める声も聞かれた。
東京では、青山から渋谷まで、6500人(主催者発表)が約1時間半、デモ行進を行った。
活動の終盤でマイクを握った、シールズ主要メンバーの奥田愛基氏は「どんな急進的な総理も、集団的自衛権は違憲だと言ってきた。この70年の平和は不断の努力のたまものだ。こんなところで、この国の歩みを止めるわけにはいかない」と強調。
「憲法がなぜ、厳しく戦争を拒絶しているのか。それは、安倍晋三さんのように歴史をないがしろにする政治家が暴走しないためだ」と訴え、「あなたは国民をばかにしている。我々は単純に、それに怒っている」と首相に呼び掛けた。
審議に臨む首相の姿勢に対する批判も多く飛んだ。
首相は21日の国会答弁で、「そんなことどうでもいいじゃん」とやじを飛ばしたが、「慎重な審議もできず、いらいらして幼稚なやじを飛ばす総理はおかしい」「そんなセリフがとっさに出るような人が私たちの国の総理であることが、本当に情けない」との声が上がった。
「どうでもいいなら、総理を辞めろ」という、コールも起きた。
また、シールズの活動を「利己的個人主義」と指摘し、金銭トラブル報道を受けて自民党離党に追い込まれた武藤貴也衆院議員の発言を念頭に、「私は、自分自身の利益を追求するために反対している。それを利己的といわれたら、利己的で何が悪いと反論したい」と訴える女性もいた。
この日は、シールズの一斉行動を含めて、全国64カ所で法案への抗議行動が行われた。
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