歌舞伎町“トー横” 補導された少年少女は4年前の7倍に…3週末合計で42人を一斉補導 新潟から上京の女子高校生も 警視庁
若者らによる事件やトラブルが相次いでいる東京・歌舞伎町のいわゆる「トー横」で、警視庁が一斉補導を行いました。
警視庁は、きのう深夜からきょう早朝にかけ、新宿区歌舞伎町のいわゆる「トー横」とその周辺で、都の条例に基づき午後11時以降に外出していた少年少女を対象に一斉補導を行いました。
警視庁は、一斉補導を3週連続で同じ時間帯に実施していて、今回補導された13歳から18歳の42人のうち、およそ6割の25人は都外から訪れ、新潟県から上京していた女子高校生もいました。
若者たちは保護者に引き渡されるなどしたほか、うち4人は本人の希望を受け、少年少女の支援を目的とした都内に8か所ある警視庁の「少年センター」で職員が継続的に面談を行う予定です。
今年に入り9月までに「トー横」で補導された少年少女の数は、2019年の1年間と比べておよそ7倍に急増していて、警視庁は「悪意ある大人に十分気を付けて欲しい」と呼びかけています。
また、少女が大金を貢ぐなどトラブルが相次いでいる「メンズ地下アイドル」や「メンズコンカフェ」に関する相談が、警視庁には9月までに去年1年間の2倍となる、およそ100件寄せられています。
このほか、少年少女が精神的に不安定になり市販薬などを大量摂取するいわゆる「オーバードーズ」についても、去年1年間を上回る相談を受けているということです。