東京・歌舞伎町「トー横」で小学生含む29人補導、広島や岡山からの上京者も
警視庁は17日、若者らが集まる東京・歌舞伎町の一角「トー横」で今月行った一斉補導の状況を発表した。
深夜徘徊などで小学生を含む12〜19歳の男女延べ29人を都青少年健全育成条例に基づき補導した。
発表によると、一斉補導は2〜17日の週末の深夜から未明に計3回実施。29人のうち20人は都外在住で、千葉や神奈川など関東圏のほか、広島や岡山などから上京していた。数人が市販のせき止め薬を所持しており、警視庁は市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が目的とみている。
トー横では11月末までに延べ約860人が補導されており、既に昨年1年間(延べ約580人)の1・5倍に上っている。警視庁は「悪意のある大人による犯罪に巻き込まれる恐れがある」とし、深夜にトー横に近づかないよう注意を呼びかけている。